このところ夏のルーティンになっている「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」へ今年も伺えることになりました。
平日の夕方に浜辺で音楽ライブに行く…という行為は、背徳感にも近い後ろめたさが何と言えない堪らない快感になっています。
真夏だけに許された自由な時間と雰囲気といったところです。
アーティストは大ベテランの域に入った「角松敏生」先生です。
POP系~AOR系~ソウル系を横断的にアレンジしたメロディアスな曲調はいつ聞いても素晴らしいです。
そして、繊細で魅力的な歌詞も曲にマッチしています。
男心のやや女々しい弱い部分を分かり易く言葉にするところも多くの人を惹きつけているのだと思います。
色んな意味で良き先輩という感じです。
チケット前売り:7,400円は音霊の中でも最高額レベルを維持し、加えて同一アーティストの2日間連続も「先生」だけ、それも平日です。
さすがの動員力、横浜アリーナを満員するだけのことはあります。
来る度に思うんですが、角松先生のバックミュージシャンの対するリスペクト、仲間愛が非常に好感が持てます。
アーティスト名としてのクレジット:角松敏生(Gtr/Vocal)/山内薫(Bass)/鈴木英俊(Guitar)/小林信吾(Keyboards)となっています。
ミュージシャンもクレジットされているのはハイレベルのプロ集団と感じさせます。
もちろん、ベテランチームでもあります。
ビジネス的に見れば、有能エージェントのユニットチームみたいに今風でカッコイイです。
さて、「SEA BREEZE NIGHT!」と銘打った全14曲・約2時間のステージは完成度が極めて高く素晴らしかったです。
角松 敏生 アリオラジャパン 2016-06-15
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特に鈴木英俊(Guitar)さんのソロが例年よりもキレていた感がありました。
最後の曲、「夜の蝉」は毎年聴いていますが、聴く度に曲の良さが理解できるようになりました。
角松先生は4本のギターを曲ごとに使い分ける忙しさですが、そこで気が付いたのはステージ左奥に居たスタッフの方の存在です。
一曲終わる度に角松先生のギターを何回もチューニングしているのが印象的でした…。
角松先生のスタッフさんか?音霊のスタッフさんか?不明でしたが、大変そうでしたね。
曲に入り込んでいない分けではないですが、回数が重なると気が付くことも多くなりました。
また来年もお願いしますね、暑さに負けない体力で。
2016/07/02にあった「35th Anniversary Live ~逢えて良かった~」には行けなかったので、年末には発売される予定のDVDで楽しもうと思います。