2016/08/16、急激なドル安・円高が進み、100円/US$を割れて99円台の半ばにまでなりました。
これは、06/24に英国がEU離脱が決まって以来の円高水準です。
外国為替市場では米国が早期に利上げに踏み切るとの見方が後退しているのが主な要因と見られています。
加えて、夏休みで市場参加者が多くないこともあり、素早く活発な値動きです。
06月から2ヶ月弱、ややドルが持ち直していましたが、やはりドル安円高に戻ってきました。
超長期的には、概ね80円~120円のレンジで収まっています。
単純平均、単純中心値の100円近辺は円高?円安?どちらとも言えず、ある意味では居心地が良いのかもしれません。
しかし現在、米国大統領選の真っ最中でもあり、ドル安のトレンドの方が自然な流れでしょう。
2016年初、120円レベルから06月に20円動き、100円になりました。
たった6ヶ月の間に20%も激しく円高になりました。
しかし、この流れは決して終わらないと思っています。
一度大きなトレンドを描き出すとその流れは簡単には止まりません。
様々なストーリーが湧き上がり、憶測が飛び交ます。
そして、政府関係者や市場関係者の概ね誰もが達成感がある!というレベルでないと大反転しないのです。
そのレベルは○○円/ドルか?と皆が予想していますが、大抵は当てるのは無理です。
為替は、狂気にも似た一握りの大天才でないと当たらないのです。
個人的には…、いつとは断言できませんが、水準として「80円/ドル」を目指す流れである!と感じています。
しばらくの間は円高を受け入れざるを得ないです…。