2016/08/20(現地:2016/08/19)、リオ五輪で陸上男子・4×100mリレー決勝が行われました。

日本はジャマイカに次ぐ、2位に入り、銀メダルを獲得しました。

タイムは37秒60のアジア新記録でダブルの喜びで日本中が沸き返っています。

 

日本の男子陸上で短距離競技で銀メダルなんて…、今までの常識を完全に超越しています。

これまでの日本は、短距離スピード系、パワー系は苦戦が強いられる場合が多く、メダルは厳しい…という認識が一般的だと思います。

しかしながら、今回は男子4×100m・リレーチームが最高の結果をもたらしてくれました。

米国の失格という想定外の“追い風”がありましたが、これは毎回何れかのチームがミスります。

その激戦の中で、ミス無くベストタイムを叩きだした集中力には拍手喝采です!

 

37秒60/4人 = @9.40秒なんて素晴らしすぎます。

山縣亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥の4人全員が日本人初の9秒台を狙える水準だったのが一番の要因だと思います。

個人では力量不足でメダルは不可能でもチームプレー≒リレーなら“技術的”にチャンスがある!と皆が確信していたのでしょう。

まさしく目論見通り、日本の技術が見事に銀メダルにつながったと思います。

 

2020年東京五輪に向けて、短距離界に大きな希望になりました。

金メダル・ジャマイカのウサイン・ボルトはリオで五輪は引退、東京五輪には出場しません。

日本チームは全員25歳以下とまだ伸び代を残しています。

短距離全体の向上があれば、金メダルも夢ではないです。

 

しかし、ケンブリッジ飛鳥とウサイン・ボルトのアンカー勝負では最初1~2秒は競りましたが、残りは見る見る引き離され、ゴール前ではブッチ切られました。

完全な歴然とした「個人差」がありました。

金・ジャマイカ:37秒27と銀・日本:37秒60の「差:0.33秒」が大きく立ちはだかると思いますが、頑張ってほしいです。

ガンバレ、日本!