日曜日夜のTVで寝る前にはTBS「情熱大陸」で誰が出ているか?を一応確認はしています。

2016/08/21は元総理大臣の「細川護熙」様だったので、結構楽しみにしていました。

湯河原の顔ともいうべき存在ではありますが、ホームセンターで買い物をしていても“構わないでくれ”オーラを全開しているらしい…という意味でも有名です。

 

また少し前になりますが、2014年東京都知事選挙では小泉純一郎・元総理大臣に担がれて、出馬した時は何故ナゼ今なのか、と?マークだらけでした。

結果は案の定でしたが、その後具合を悪くして寝込んでしまった…との話もあったのでしたので、どうされているかと思っていました。

そんなお殿様のいろいろとベールに包まれた隠居生活の様子をうかがい知ることが出来る機会になると思いました。

湯河原のアトリエ・工房は想像以上に本格的な設備、さすがです。

陶芸の作品は大変な人気だそうですが、驚いたのは絵画の作品です。

ふすま絵、屏風絵の水彩画は大変な大作です。

TVで観る限りではありますが、美術館で展示されているかのようにも感じました。

それも60歳を超えてから始めたというから2度驚きです。

○○歳超えての手習いは●●とよく言われますが、センスの良さはスゴいです。

新作を継続的に手がけていて、大変エネルギッシュでした。

 

お人柄は完全に予想通りでした。

マイペース、自分のことだけに集中する、他人に構わない…等々、今もって振り返れば、こういう方だからあの時に総理大臣になれたんだなぁ~と感じました。

ご先祖様の地元・熊本大地震への支援活動も積極的に取り組んでいましたが、チョッとそんなのいいの?…というやり取りの場面もありました。

元・熊本県知事というか、ウチ意識もあり、いつまでもお殿様なんだな~と何やら複雑な気分にもなりました。

 

それでも、熊本城修復のアイデアはとても面白かったです。

アントニオ・ガウディによるサグラダ・ファミリアの建築が100年以上も行われているのに擬えて、修復の過程を全て公開し、観光資源として活用しながら資金もまかなう…。

これはグッドアイデアです、一考の価値があるそうです。

ただ行政の予算獲得・消化のサイクルを根本から見直しことにもなると思います。

「細川護熙」殿様はマダマダ完全隠居することは出来そうもないでしょうね。