ヒラリー・クリントン

2016/08/19、連邦地裁で民主党・大統領候補ヒラリー・クリントン氏が国務長官在任中の「私用Eメール」を公務にも使用していた問題に関連する裁判の判決が下りました。

判決内容は、クリントン氏に対して提訴した保守系団体の質問に対して30日以内に文書で回答するよう命じた、というものでした。

米大統領選挙戦前から燻っていた「私用Eメール問題」ですが、FBIが刑事訴追しないことのことで捜査終了、幕引きしていると思われていました。

がしかしです、一旦は火消しが済んだと思っていましたが、まだ完全に消火できていないようです。

少し前にも「ウィキリークス」のジュリアン・アサンジ氏がヒラリー・クリントン陣営に関する情報についてコメントしています。

ヒラリー・クリントン

この件については、不思議な事が多過ぎます。

そもそも何故、ヒラリー・クリントン氏は公務での使用禁止が当然とされている私用Eメールを使用したのか?です。

歴然たる「ルール違反」を確信的に犯す理由があったのではないか?と疑うのが普通です。

公的な記録に残せない「何か」があったのではないか?です。

その「理由」として疑われているのが、クリントン氏の在任期間中に発生した出来事を振り返れば、推測は難しくはありません。

ヒラリー・クリントン氏 アラブ世界・主な出来事 ウィキリークス
2009年1月 国務長官・就任
2009年6月 右ひじを骨折 米軍、イラク撤退開始
2010年6月 この期間:ヒラリー個人サーバのEメール:送受信3万以上を公開。
2010年12月 チュニジア・ジャスミン革命~アラブの春
2011年10月 リビア・カダフィ政権崩壊
2011年12月 米軍、イラク撤退完了
2012年9月 アメリカ在外公館襲撃事件
イスラム過激派、活発化
2012年12月 30日間入院
2013年1月 国務長官・退任
2014年8月

共和党・大統領候補ドナルド・トランプ氏がこの状況を手をこまねいて見ているわけがありません。

恐らく、選挙戦が終わるまでズッと話題にし続けるでしょう。

いえ、仮にヒラリー・クリントン氏が大統領になったとしても全面開示されるまで終わることがないと見ています。

 

果たして、民主党・大統領候補ヒラリー・クリントン元・国務長官は任期中に一体何をしたのか?

その最も重大な事件、2012/09/11にリビアで起きた通称・ベンガジ事件=アメリカ在外公館襲撃事件をドラマ化した映画が早くも製作されました。

13時間 ベンガジの秘密の兵士 ブルーレイ+DVD+ボーナスブルーレイ(3枚組セット) [Blu-ray]
ジョン・クラシンスキー(出演), ジェームズ・バッジ・デール(出演), マイケル・ベイ(監督)

by カエレバ

 

「アルマゲドン」「トランスフォーマー」のマイケル・ベイ監督作品です。

アクションシーンが注目されていますが、完全なノンフィクション映画ですから悲劇的な結果は事実の通りでしょう。

「ブラックホーク・ダウン」のような複雑な気持ちになる…という予感がします。