2016/08/27、米国アマゾン・ドットコム(Amazon.com)が、週30時間労働を試験的導入する、というニュースがありました。

週30時間労働のスタッフは、週40時間労働のスタッフの給料は30/40になりますが、同等の福利厚生を受けられるとのことです。

これは該当するスタッフにとっては画期的にとても良い話です。

ですが、全社スタッフにというワケではなく、技術システムのデザイン系だけということです。

よくある本社系エリートチームへのフリンジ・ベネフィットの大幅アップ…です。

当然ながらデキる人たちだけのメリットです。

人数にしたら数十名かもしれないのに、ワシントン・ポストでも大々的に報道されています。

オーナーがAmazon会長:ジェフ・ベゾス様なので当然かもしれませんが…。

 

以前、この本を読んで凄まじいその実態を知りました。

ジェフ・ベゾス 果てなき野望 単行本(ソフトカバー) – 2014/1/8
ブラッド・ストーン (著), 滑川 海彦 (解説), 井口 耕二 (翻訳)

ジェフ・ベゾス氏の側近幹部は、ジェフボットと揶揄されるほど徹底的に働くことを要求されています。

最近、ベゾス氏はAmazon以外のビジネスに関与する時間を増やしているそうですが、本質的部分はさらに加速しているはずです。

Amazon.comの過酷な労働環境は、全世界どの国々でも社会問題化されるほど有名です。

アマゾン.コムの他、各国の.***の成功の秘訣は、労働条件を巧みに管理することによって成立していると言っても過言ではありません。

特に、大量の商品発送をしている配送センター(フルフィルメントセンター)の厳しいとのことです。

同時に宅配業者も同様でしょう。

 

Amazonプライムの便利さは一度利用すると完全病みつきになってしまいます。

それもサービスレベル向上のためにベゾス会長のイケイケ!が原動力になっています。

スタッフの皆様方の大変なご苦労のお陰で最高レベルのサービスを低廉な価格で享受できている…と思うと複雑な気分になります。

ユーザーとしては有り難く利用させて頂きながら、出来る範囲≒宅配業者のアンカーに労いの一声かけることにしています。