2016/09/12 20:30、韓国・南東部の慶州市付近を震源地とするマグニチュード(M)5.8の地震が発生しました。
19:44にもM4.9の前震があったので、短時間で2回も大きな揺れに見舞われました。
韓国気象庁は「観測史上最大」の地震であったと発表しました。
幸い負傷者は数名程度だったようですが、通信回線も一時的に混乱し、アクセス出来なくなったようです。
大きな地震が無かった韓国では多くの人が驚いたことでしょう、パニック状態に陥った人もいた、との報道もありました。
韓国では大きな地震が起きたという話は聞いたことがなかったですが、M5.8が過去最大という程とは初めて知りました。
日本は地震には慣れがありますが、その感覚から見れば“ほとんど無かった”に等しいレベルです。
今回の地震は日本でも観測されています。
最初の地震
震度2:長崎対馬市
震度1:福岡中央区…
2度目の地震はかなり広範囲で揺れが観測されています。
震度3:長崎対馬市
震度2:福岡中央区、佐賀市、長崎市
震度1:下関市、鳥取県境港市…
九州北部、山陰地方では過去にも大地震があったので、それらの際には韓国でも相当な揺れがあったと思います。
しかし震源地に近い揺れは、震度も然ることながら揺れの幅やスピード感も違いがあります。
今回の地震は韓国の人々にとって、恐らく記録的にも心理的にも大きな衝撃になったでしょう。
日本で多発している大地震の状況から地震の活動期に入ったとの分析がありますが、その発生地域が拡大しているのではないか?と感じました。
熊本地震の記憶も新しい中で、今までの常識では考えられなかった地震が数多く起きています。
今回の地震発生に関して、地震の発生メカニズムなどのより詳細な分析が待たれます。
日本でも近々大地震があっても全く不思議ではありません。
次に起こりうる大地震に今から備えていかなればなりません…。
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東京都総務局総合防災部防災管理課 (編集)
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