最近、自動運転車のニュースを目にする機会が増えていますが、このシルバーウィークにTVで特集番組が連日のようにあります。
普段、自動車についてはマークが甘くなっていたので少し真面目に観ていました。
09/17土・NHK・NHKスペシャル「自動運転革命」
09/19月・テレビ東京・WBS「進化する地図 道路に潜む危険を先読み!」
09/20火・テレビ東京・ガイアの夜明け「自動運転がやって来た!」
内容は国内外の自動車メーカー・IT企業など最先端技術の現状をレポートしたものでした。
国内メーカーは何れの番組でも日産がメインの役割を担っていました。
日産の技術開発陣、マーケティング陣、販売店とフルラインで自動運転への取組みを公開していました。
それもそのはず、このタイミングで新車の販売開始があったからです。
運転支援システム「プロパイロット」≒自動運転機能を搭載したミドルクラスミニバン「セレナ」がフルモデルチェンジ(5代目)して販売が開始されました。
「セレナ」では“一車線内での自動運転”の実現を目指した…ということでした。
しかし、現行法では“手放し運転禁止”なのでハンドルから手を離さず周りの状況と車内メッセージを意識しながら運転することになります。
高速道路での渋滞やノロノロ運転では効果を発揮しそうです。
一方、ドイツ・メルセデスベンツ社の高級車・Eクラスでは“二車線内での自動運転”を実現しているので、さらに大きく先を走っています。
一連の番組を観て分かったことは、このテーマの本質は自動運転技術のAI(人工知能)の開発です。
自動車メーカーが過去の実績と知見を基にして今までの地位を守れるか?それともGoogleなどIT企業の他業種参入組が逆転出来るか?の主導権争いが熾烈になっています。
そして競争の舞台は、研究段階から製品化されてマーケティング段階に移ってきています。
今まさに佳境に入りつつありそうです。
次買うならどのような機能が搭載されているクルマが良いだろうか?という目線で見ていきたいです。
LIGARE 株式会社自動車新聞社 2016-07-31
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