2016/09/30、スウェーデン・アカデミーは2016年のノーベル文学賞の受賞者を10/13に発表する、と明らかにしました。

英国・ブックメーカーの受賞予想では、村上春樹氏の賭け率がトップ、他の推定有力候補としてシリア・詩人・アドニス氏、米国・小説家・フィリップ・ロス氏らの名前が挙がっている…そうです。

 

さて毎年この季節になるとお馴染みなっている「ノーベル賞」受賞占いです。

一番分かりやすいのが「文学賞」であることもあり、村上春樹氏がこの10年位常連として話題になっています。

村上春樹氏作品の熱烈なファンである「ハルキスト」の溜まり場が毎年TVに登場して、落選残念の弁が恒例になっています。

それ自体が毎年のお決まりになっていることもあり、期待が実現化しなくても勝手に盛り上がる下地があります。

世界的に著名な村上春樹氏が受賞候補であり続けた方が注目度を維持できる?かもしれません。

 

しかし当面、村上春樹氏の文学賞受賞は厳しいのでは?と思っています。

理由は作品自体ではなく、政治的な一面です。

村上春樹氏は過去に相当の覚悟を決めて政治的なスタンスをアピールしたことがありました。

その光景を見た時、直感的に氏は受賞を放棄したのか?と思いました。

それ程の強い考えでしたので感心しましたが、或る意味大きな決断だったでしょう。

そんな事を想い出す季節でもあります。

 

個人的には、この数年の当たりになっている理学賞、化学賞、生理学・医学賞に期待しています。