2016/10/05、故マイケル・ジャクソンの「スリラー」を作詞・作曲したロッド・テンパートン氏が死去した、というニュースがありました。
ガンとの闘病の末、66歳で亡くなったとのことです。
「スリラー」のロッド・テンパートン氏…でピンとこなかったですが、「Rod Temperton」の綴りで思い出しました。
クインシー・ジョーンズの大ファンですので、彼がプロデュースする作品の多くを好んで聴きまくった時期がありました。
当時はライナーノーツにも目を通しており、多くのアルバムで「Rod Temperton」を目にしていた記憶が戻ってきました。
しかし「Rod Temperton」を意識してチェイスすることはなかったのですが、クインシー・ジョーンズとのコンビが多かったので自然と耳にしていたようです。
改めてロッド・テンパートン氏の功績を振り返るとスゴ過ぎて敬服を通り越して感謝×感謝×感謝です！
【Songwriting credits】（抜粋）※出典：wikipedia
| Year | Song | First charting version |
| 1977 | Boogie Nights | Heatwave |
| 1978 | The Groove Line | Heatwave |
| 1979 | Rock with You | Michael Jackson |
| Off the Wall | Michael Jackson | |
| 1980 | Stomp! | The Brothers Johnson |
| Give Me the Night | George Benson | |
| Love X Love | George Benson | |
| Turn Out the Lamplight | George Benson | |
| 1981 | Razzamattazz | Quincy Jones |
| Do You Love Me? | Patti Austin | |
| 1982 | Lite Me Up | Herbie Hancock |
| Baby, Come To Me | Patti Austin & James Ingram | |
| Love Is in Control (Finger on the Trigger) | Donna Summer | |
| 1983 | Spice of Life | The Manhattan Transfer |
| Thriller | Michael Jackson | |
| Yah Mo B There | James Ingram & Michael McDonald | |
| 1984 | Mystery | The Manhattan Transfer |
| 1986 | Sweet Freedom | Michael McDonald |
| Man Size Love | Klymaxx | |
| 1990 | The Secret Garden (Sweet Seduction Suite) | Quincy Jones feat. Al B. Sure!, James Ingram, El DeBarge, Barry White |
| 1991 | Givin’ In to Love | Patti Austin |
| 1993 | Never Do You Wrong | Stephanie Mills |
| Two In a Million | Mica Paris | |
| 1994 | Vibe | Zhané |
| 1995 | You Put a Move on My Heart | Tamia |
キャリア初期のバンド「HEATWAVE」で大ヒット曲「Boogie Nights」で一躍注目を集めることになりました。
0：40辺りのキーボードと思われますが、意外なことにロッド・テンパートン氏は英国人・白人でした…。
キャリアのステップアップは何と言ってもクインシー・ジョーンズのプロデュースによるマイケル・ジャクソン「OFF THE WALL」に参加したことでしょう。
このアルバムで最もヒットした2曲「Rock with You」「Off the Wall」を提供した、これに尽きます。
米国・黒人のマイケル・ジャクソンが「スリラー」で世界を席巻しましたが、作詞・作曲は英国人・白人とは多くのファンは驚いたのかも知れません…。
以後もイケイケのディスコ調のハイテンポ、ノリが良いPOPS調のミディアム、艶っぽいバラードのスローなど、素晴らしい名曲揃いです。
多くはクインシー・ジョーンズのプロデュースで上品かつ重厚で極めて完成度の高い作品に仕上がり、ヒットも連発でした。
当時、完全にヤラレっ放しと言っても過言でない程、聴きまくっていました。
そして、30年以上経た現在その素晴らしさは全く色褪せることがありません。
マイケル・ジャクソンが逝去してから7年が過ぎ、作詞・作曲で支えたロッド・テンパートン氏も逝きました。
時代が流れていくのは必定ですが、余りにも寂しいニュースでした。
合掌。
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