今秋、世界各地で不気味なピエロの格好をして人を脅かす悪質なイタズラが多発しており、逮捕者が出るような騒動になっています。

このイタズラは米国で流行し、その後英国、オーストラリア、ニュージーランド、オランダなどヨーロッパにも拡散中であり、今や世界中で話題にもなって大きな騒ぎとなっているようです。

 

不気味なピエロの姿をした人物が出没したとの目撃情報が続出、ピエロ騒動はソーシャルメディアでも注目度がスゴいことになっています。

恐らくは、Youtuberのような動画投稿者が自作自演でリアルな“作品”をアップロードして注目を浴びたことで、“模倣者群”が同時多発的に一斉に動き出した、のだと思います。

TVでも一部が紹介されていましたが、本当にコワいです…。

 

かつて日本でも「恐怖の○○女」の目撃例があった社会現象がありましたが、自作自演という猛者の話は聞きませんでした。

時代はハイテク化し、人々はあらゆるカタチで流行に乗り遅れまいとハイスピード化しています。

何故ここまで「ピエロ」が恐れられるのか?ですが、以前のヒット映画の影響が大きいとも言われています。

イット (字幕版) 1990
主演: ハリー・アンダーソン, デニス・クリストファー, リチャード・トーマス
監督:トミー・リー・ウォレス

ショッキング・ホラーの大家:スティーブン・キング原作をTV映画化したものです(連続4話完結)。

以前観ましたが、本当にコワい映画、特に前半は傑作です。

劇中のピエロは恐怖の権化のように描かれています。

笑顔の裏に隠された「IT」の謎を追うストーリーは今思い出してもゾッとする展開です。

 

まさかリアルに恐怖が全米を席巻しているなんて…と思うと何やら複雑な気持ちにもなります。

ハロウィーンの前夜祭にしては物騒な流れですが、日本でも“模倣者”が発生しないと限りませんが…。