2016/08/25、シンガポールで世界初の“自動運転タクシー”の試験運行が始まった、というニュースがありました。
今回のロボットが運転する「ロボットタクシー」であり、2018年にシンガポール全土で商用ベースで本格的なサービス導入を目指すとのことです。
さすが今や先進国家になったシンガポールの面目躍如たる大きな一歩です。
2015年の「世界の一人当たりの名目GDP(USドル)ランキング」では、シンガポールはUS$52,887で米国に次ぐ全体の7位と大健闘しています。
因みに、日本はUS$32,485で全体の26位とかなり引き離されています。
シンガポール:日本 = US$52,887:US$32,485 ≒ 1.62倍 です。
名目GDPですが、差し引いても1.5倍はあるでしょう、数字では残念ながら完敗です…。
そんなシンガポール、あらゆる面で国家主導の新規サービス・先進技術を推し進めています。
約半年前に久々にシンガポールを訪問しましたが、都市インフラは相変わらず最新レベルです。
道路事情はアジアNo.1とも称されています。
自己所有の車両数制限があるので、道路は渋滞知らずで何処でもスイスイ進みます。
間違いなく日本の数年以上先を走っている、との印象でした。
でも、そのシンガポールで唯一変だな!と感じたのが“タクシードライバー”でした。
マリーナ・ベイサンズ ~ チャンギ空港までの約20分間乗車したタクシーの話です。
車種:プリウス=ハイブリッド車ですので最新です。
デジタル表示ばかりのドライバー席の周りは、F1のコックピットか、トレーディングルーム並のハイテク風のパネル群です。
料金表パネル以外に、カーナビ?(タクシー会社の情報用タブレット?):1台、個人用(?):1台、スマホ:2台を専用ホルダーにセットしていました。
その他にもクレジットカード決済用の専用端末も備えているので、パッと見では端末が5台も客席から見えるのです。
タクシーの運転席というよりも普通のオフィス、否それよりもハイテクです。
こんな感じですから、アレコレ情報量が多過ぎてちゃんと運転に集中できるのか?と不安になりました。
ドライバーは運転中にスマホで数回通話するばかりか、メールもチェックするという暴挙を完全にEnjoyしていました。
ナガラ運転、もうヤリ過ぎ!とても恐かったです…。
落ち着かず多少苛ついながらも、何事もなくチャンギ空港に着いた時には本当にホッとしました。
日本では即通報されてしまう程の最低レベルでした…。
短期間の滞在でしたが、期待と結果のギャップでは一番大きな出来事でした。
シンガポールでやや遅れているかな?と感じたのが、タクシーに代表されるサービスのレベル、シンセリティ=誠意です。
(これは日本のお株、国内全体レベルでは世界最高レベルかと思っています。)
このニュースを見た時に、やはりココに手を付けたんだ!と妙に腑に落ちる感がありました。
その意味では、やたらと“仕事が速い”です。
シンガポールで「ロボットタクシー」のテストは、先駆けとして注目されることになります。
その状況を視察しに来る全世界の人々も観光収入にしてします商才の鋭さにも感心します。
シンガポール、今後も目が離せなくないです。
レゴ (LEGO) 2013-12-13
売り上げランキング : 149976
|