2016/10/12(米国時間:10/11)の米紙ウォールストリート・ジャーナルで、米国アマゾン・ドットコムが食品事業を拡大し利用者が生鮮食品を実店舗から直接購入できるサービスを計画している、とのニュースがありました。

加えて、アマゾン・ドットコムは実店舗の設置により、会員制の食品宅配サービス「フレッシュ」を増強する方針ということも分かってきました。

 

今となっては大昔の話ですが、14-15年前はインターネット店舗とリアル店舗との融合を「クリック&モルタル」と呼ばれていました。

ネットユーザーを実店舗に誘導する、また実店舗のユーザーにネットショップを利用してもらう…というユーザーへの利便性向上のための小売業界の取り組みを表した代表的な言葉です。

アマゾン・コムは2000年代にネットの王者に就くと序々にリアル店舗への試験的なアプローチを始めていました。

 

そして、いよいよ本格的なリアル店舗への進出を始めていくことになるのか?という注目のニュースです。

リアル店舗のサイズは小規模店舗≒コンビニになるとの見方ですが、そこは米国の事、日本のスーパー店の中規模レベルになると思います。

日本的に言えば、超大型コンビニでしょうか?

ネットで注文した商品を車まで届けるドライブスルーのサービスもあるそうなので、今までの店舗での買い物そのものが大きく変わる可能性があります。

結果的にネット会員サービス:プライム会員の増加と収益性が向上するのは間違いないです。

 

今までの流通のあり方を根本から確信し続けているアマゾン・コムですが、この取り組みはどのような結果を生むのか?今から注目です。

5~10年後の日本の姿にも大きな影響を及ぼしますので…。

ジェフ・ベゾス 果てなき野望 単行本(ソフトカバー) – 2014/1/8
ブラッド・ストーン (著), 滑川 海彦 (解説), 井口 耕二 (翻訳)